20090913→20210913

椿泰我くん、入所12周年おめでとう。

 

何周年とか何年目とかのカウントが相変わらず苦手で、今年も何度か指で数えてみたけど、2009年からどう数えても丸12年。ついに干支ひと回り。つばきくんはもう人生の半分以上ジャニーズJr.やってることになるんだなあと、改めて感慨深くなってしまいました。お祝いするのもなんだかんだで12回目なので、事務所に入ってくれてありがとう、諦めずにここまで続けてきてくれてありがとう、というありきたりな感謝の言葉と、今さら望むことももうなくて、この先もどうか幸せに生きてくれ、という馬鹿でかいざっくりとした願いくらいしか、もはや浮かんでこないのだけれど。


思い返せば、去年の今頃はSHOCK梅芸の初日を前にして、無事に幕が開くかどうかそわそわしていた時期でした。あれから1年経っても、何事もなく幕が上がるかどうか、誰も欠けずに完走できるかどうか、いまだに不安で落ち着かない世の中で。幸いなことにこの1年もコンスタントに舞台やコンサートでステージに立つ姿を見られる機会には恵まれていたけど、きっと1回1回の公演に臨むにあたってのプレッシャーは、それまでとは比べものにならないくらい大きいんだろうなあ、と頭が下がる思いだったりします。


そして、1年前の今日は、まだIMPACTorsは存在してなかったんだよね。SHOCK梅芸が終わって、7人の括りにユニット名がついて。それからここまで本当にあっという間だったし、何より今までつばきくんのファンをやってて一番雑誌を買った1年でした。何度でも言うけど、あんなに何年も全然載れなかったのにね!今さらこんなに載るようになって、ついに3誌を定期購読するようになるとは……誰か雑誌の上手な整理方法を教えてください。今の一番の悩み。


10/16にIMPACTorsの名前がついた時は正直まったく実感なくて、初めてのオリジナル曲をもらった時に、ああユニットになったんだなあとは思ったものの、やっぱりちょっとピンときていないところもあって。IMPACTorsができて初めての有観客コンサートだったクリエは何となく夢の中にいるようなぼんやりとしたままで終わってしまったし、ファンにPINKyなんて名前がついたけど、PINKyね…みたいな、どこか馴染めない感じもあったりして。やっと、これが現実なんだなあ、と思えたのが、先日のサマパラでした。遅いよ!(笑)


TDCはクリエと同じように、いや、いつも1ヶ月近い長期現場だっただけにもしかしたらクリエ以上に、めちゃくちゃ思い出があって、会場に足を踏み入れるだけでもいろんなことがフラッシュバックして。それこそ、SUMMARY2010初日の必死に出番をこなしてる姿とか、千穐楽の日にマンションであくびしてるの見ちゃって疲れてるんだなあって思わず笑っちゃったこととか、衣装の袖が長すぎてハイタッチしてくれた手が半分も出てなかったこととか、2011のある日の昼公演で明らかに調子悪そうで途中から消えて心配したけど、その日の夜公演のオープニングでちゃんとマンションにいるのを見て泣いたこととか、2012のセクゾSUMMARYではサークルフライングのフッキングやらせてもらえてて感動したこととか、2015のサマパラは初めてマンションのセンターの部屋に入れてJr.コーナーにも出してもらえて喜んだこととか、舞台の稽古のために途中離脱になって、なんとなく不完全燃焼で終わってしまったこととか。…こんなのはほんの一部で、とにかくたくさん笑ってたくさん泣いたなあって懐かしく思い出したりして。そんな思い出の詰まった、成長を見守ってきたTDCに、今度はメインの出演者のファンとして連れてきてもらえたことが本当にうれしかったし、成仏できたようなというかなんか不思議な感覚でした。いやまだ元気に生きてますけども。

 

あの頃はサイズが合わないみんなと同じ衣装を着て、ハーネスに繋がれてマンションで踊っていて、地上に一瞬降りられただけでも万々歳だったのに、今やヘッドセットマイクだけじゃなくてハンドマイクがあって、ステージドリンクやタオルが用意されてて。オリジナルの衣装があって、照明や音響やいろんなセクションのスタッフさんが動いてくれていて。出演者としてきちんと名前が出ていて、代わりがいない存在として、ステージに立っていること、奇跡みたいだなあって思っていました。こんな姿を見られるだなんてほんとにね!長生きはしてみるもんだよね!

 


7人が一丸となって全力でステージを盛り上げていく姿や、公演期間の折り返し過ぎやラスト前日、オーラスのひとりずつの挨拶ではこれからの目標や意志をきちんと言葉にしてくれるメンバーたちを見ていて、同じ方向を見て走っていける仲間ができたんだな、つばきくんの今の居場所はここなんだな、って実感したし、わたしもIMPACTorsをグループとして好きになれるかな、と思えてきたのがこの夏を経ての自分の中での大きな変化でもありました。7人で括られるようになってから、つばきくんは一歩引いてバランスを考えすぎているように見えて、わたしが好きだったのはそんなつばきくんではなかったはずって、もやもやした時期もあって。でも遠慮なくのびのびとやれるようになってきてるのかなって、クリエの頃くらいに思い始めて、サマパラ見ててもそう思えたからほっとしたんだよね。ずっと個人戦でやってきて、10年以上かかってやっと得た仲間たち。IMPACTorsがこれからもつばきくんにとってつばきくんらしくいられる場所でありますように。


サマパラが終わって更新された、相変わらず長い長いつばきくんのJr.日記。初めてのソロ曲の演出に今まで先輩方の後ろで見てきたものを詰め込んでいたことにも胸が熱くなりました。ただ、LIS'Nを選んだ理由はさすがにわかってはいたものの、映像がNEVERLANDのBrightestのイメージだったのも、文字が歌舞伎のBoogie Woogie Babyの演出のオマージュなのも、まあ言われるまで気づかなかったんですが(笑)言われれば、なるほどね…!とはなったけど…今後もコンサートの際には解説をお願いします…何なら今からでもクリエもサマパラも全曲解説してほしいくらい…って話が逸れましたが。いくら憧れてるとは言ってもそのまま誰かの真似ごとをするのはわたしは好きじゃないんだけど(ウルフのこととは言ってないよ!w)ここまで重ねてきた年月が無駄じゃないってことを、これからも見せてくれたらなあって思いました。


この先どこまで駆け上がっていけるかな。つばきくんがよく「一生ついてきてください」って言うの、重いなあといつも遠い目になってしまって、素直に頷けるようなピュアなファンじゃなくてごめんよと思うのだけど、ずっとずっと不安定な立場だったからこそ、その言葉に込められた痛いほど切実な気持ちはわかっているつもり。一生なんて保証はできないし、一緒にがんばろうなんて烏滸がましいこと言えないし、そっと遠くから見守るだけだけど、まだもう少し、進んでいくその先を見ていられたらいいなあと思っています。


さあ、13年目の始まり。来年の今頃は、さらに想像つかない未来に連れていってくれていることを期待して。

20210524

ジャニーズ銀座2021 Tokyo Experience IMPACTors D公演 初日おめでとうございます。つばきくんにとっては2013年以来のシアタークリエ。わたしにとっても思い入れのある会場で、感慨深いのひと言ではとても表しきれないので、思い出すことをぽつぽつと。

 

わたしがつばきくんのことを初めてちゃんと見て、いいな、って思ったのは、シアタークリエのステージでした。

 

A.B.C-Zが放浪記から5月のシアタークリエを引き継いだ最初の年、2010年。今よりずっと気軽にチケットが手に入った時代。その年の公演をひと通り観ていて、フレッシュJr.のPart3も観たいなー、で行ったのがそもそものきっかけでした。出ていたJr.の名前と顔はほぼ一致していたけど、ふたりだけ曖昧で、そのふたりが椿くんと新藤くんで。

 

その頃のつばきくんは今よりもずっと小さくてダンスも拙かったけれど、ステージに立つことが大好きだっていう気持ちや、こう踊りたい!って意識をもっているのが、舞台に立つ姿からすごく伝わってくる気がして。観ていて楽しいなおもしろいなって感じたのを覚えています。それは今でもずっと変わらないところ。あと、丸くて白くてかわいかったんだよねー。今でもかわいいってつい言ってしまうのは、きっといまだにあの頃の幻影が見えてる。自覚はある。(ちなみに名前と顔が一致してなかったふたりのうち、つばきくんの方が活きがよくて、しんどうくんはきっちり踊ってて真面目そうだなって勝手に思ってました。知らんけど。いつつば似てるって当時からよく言われてるけど、不思議と最初からあんまり似てるとは思わなかったなあ。)

 

あれから11年。書ききれないくらい本当にいろんなことがありました。クリエのことひとつとっても、4年目までは連続でバック要員で出してもらえていたけれど、メインで出るJr.がどんどん後輩に取って代わられて、数少なくなった先輩方のバックもチャンスがなかなか巡ってこなくて。また出てほしいと思うことすら分不相応に感じて、いつの間にか考えることすらしなくなっていました。いつだって『今』が一番楽しかった……と言いたいところだけれど、舞台上の態度に双眼鏡投げつけたくなるようなこともあったし、いつ辞めてしまうかと不安に思っていた頃もあったし。幸い、牛歩ではあったけれど、高校を卒業して、ツアーにつくようになってからは、少しずつお仕事の幅も広がっていって。まあそれでも無所は無所。ツアー、舞台の繰り返しで、メディア仕事はほぼなかったけど。

 

状況が大きく変わったのは今の7人で括られるようになってからで。今でも信じられないような気持ちでいます。猛スピードでどんどんと進んでいくのを置いていかれそうな気持ちでぼんやり眺めながら、正直な話、言い方悪いけど、ここまで粘ってよかったよね、って、しみじみと感じるここ1年あまりでした。

 

本当は昨年演れるはずだったのが、1年先送りにはなってしまったけれど、昨年は無所Jr.の寄せ集めだったのが、今年はグループ名もついて、去年よりも進化した形でクリエのステージに立てるのはすごいなって思います。昨年はこんな曲やってほしい!とか、いろいろあったんだけど、今年は不思議とあんまり思わなくて。純粋に、素直に、楽しめたらいいなあ。

 

ちなみに1年目の公演に出ていたJr.で、今年も出ているのは嶺亜くんとつばきくんだけで。ただ、嶺亜くんは1年目も既にスノプリだったし、それ以降もメインの出演者としてきちんと名前が発表されていたエリートなので一緒にしたら怒られる(笑)ただの無所がよくここまで這い上がったなあと思うよね(笑)シンデレラストーリーというには泥臭すぎるけれど。11年前のわたしに「その子いずれメインとしてそのステージに戻ってくるよ、干支ひと回りはしないから長い目で見てれば大丈夫」って教えておいてあげたいな。

 

ちびっこJr.のひとりとして立っているのを初めて見つけたあのステージに、今度はメインの出演者のファンとして連れてきてくれてありがとうの気持ちを込めて。IMPACTorsとしての初めての有観客単独公演、本当におめでとう。さて、どんなステージになるのでしょうか。

19980210-20210210

椿泰我くん、23歳のお誕生日おめでとう。


22歳の1年は今まで応援してきた中で一番といっていいくらい、いろんなことがあった年でした。つばきくんのファンやってると、飽きないことだらけで本当におもしろい。改めてそう感じた年でもありました。


だってそれまではいわゆる無所のお仕事しかしてこなかったひとが、やっとメイン公演が決まったにも関わらず中止になってこの先どうなるんだろう…というところからの、配信で単独公演やって、雑誌もたくさん載って、少年倶楽部にも出て、情報局の会報にも載せてもらって、やだすごい!ジャニーズJr.みたい!…って、ふざけてる訳じゃなくて、本気で新鮮に、おもしろかったんだよね。そしてついには7人でユニットになって、オリジナル曲もできて、MVまでつくってもらって、YouTubeは現時点で140万回再生を超えていて。1年前には想像もしてなかったことばかり。


この1年ちょっとの間、それまでほとんど載れなかったのを取り戻すかのようにいろんな雑誌に載せてもらって、ライターさんを通してではあるけれど、本人の言葉を紙の上で文字として目にする機会がたくさんあって。過去の話をしているものは、この10年あまりの答え合わせをしているような気持ちで読んでいました。努力がそのまま報われる世界じゃないから、見ているだけのこちらですらもどかしく感じたことは数えきれないほどあったけれど、それを跳ね除けてがんばり続けてきてくれたことは本当にありがたいことだし、強いひとだなあと思います。


わたしがつばきくんのお誕生日を祝った回数も振り返ればついに両手の数を超してしまったけれど、中学1年生だった子のファンになって、その子が大学卒業して職業Jr.になるまで応援し続けるなんて、初めてお誕生日を祝った13歳当時はまったく想像もしてなかったことで。ステージに立つことが大好きで、この仕事が好きなのは見ていて勝手にわかっていたつもりだったけれど、いつまで続けてくれるかはずっと不安だったし、ユニットに入れるとも正直思ってなかったし。見縊っててごめんなさい。


それまでの10年の歩みがわりとスローペースだった分、ものすごい勢いで駆け上がっていく今の状況に戸惑うこともあって。「止まった奴は切り捨てられるんだろ?」っていうタツヤのセリフが痛いくらい刺さってくるのですが、リカのセリフを借りて「わたしは何があってもつばきくんについていくから!いつだってそうしてきたから!だってそれしかわかんないし!」ということで、できればまだもうちょっとは振り落とされずについていけたらいいなと思っています(それにしても、つい使いたくなる汎用性高いSHOCK本編のセリフ)。


コロナ禍、Jr.の22歳定年制、どんどん変わっていく環境の中で、ギリギリのタイミングだったかもしれないけれど、ひとつ居場所を手に入れることができて。なんだかんだで『持ってる』ひとだと思っているから、わたしはこの先のこともあんまり心配してなくて。これからもつばきくんらしくがんばっていってくれたら、きっと道は拓けていくんじゃないかな。


3年連続で公演期間中にお誕生日当日を迎えられるのも、ファンとしては幸せなこと。22歳最後のステージも楽しかった。今日の2公演も、無事に幕が上がって、良い公演になりますように!


そして、これからもきらきら輝き続けていてくれることを願って。つばきくんにとって、23歳が更なる飛躍の1年になりますように!

IMPACTors

2020年は怒涛の1年でした。いや、まだ終わってないけど、今の時点で既にもういろんなことがありすぎた。この先、これ以上があるとしたら、それはきっとデビューの年だね!……なんて言ってみたりして。


あの7人にユニット名がついた時、この10年余りのいろんなことが走馬灯のように頭をよぎったけど、その中のひとつが、このラジオでした。


三宅健のラヂオの日記:2018年5月7日のラヂオ

http://miyakeb1.omelet.jp/article/183165734.html


……と、読み返してみたら、肝心の部分がすっぽり抜けてる!(笑)という訳で、久しぶりに聴き直しました。滝沢歌舞伎2018、新橋演舞場の楽屋での収録、健くんがかげつばたにむまえなおの無所4人をゲストに招いてトーク中に、楽屋の外にいるさっくんが茶々を入れようとしてきたところ。(かげの太鼓の話の後でした。)


健「(外にいる佐久間に)入ってくんな!Jr.がメインなんだから。無所属がメインなの。ねっ、どこにも属してないんでしょ?」

影「属してないです!」

健「グループがないんだもんね?」

(口々に)「ないです」「はい」

椿「僕は、椿は、組みます」

健「どゆこと?」

椿「信じてるんじゃなく、椿は、組みます」

健「あーあーあー、なるほどね、そのー、願いではなくて、もう自分で決めてるんだ。組むってもう決めてるってことね」

椿「はい、組みます」

健「引き寄せの法則な?なるほどな。いいよ、引き寄せの法則やった方がいいよ。引き寄せた方がいいよ」

椿「引き寄せさせていただきます」

健「言霊は大事だからね」

椿「はい」


失礼でごめんなさいだけど、こいつ言ったな?!ってこの時は思いました。もともと雑誌に全然載らないひとだったから、本人のこういう発言を聞く機会もなくて。初めてのラジオ出演だー!わーい!って喜んでたら、いきなりとんでもない爆弾が降ってきた感じ。でも、これを口に出して電波に乗せたことも、きちんと叶えたことも、すごいなあってしみじみ思います。諦めないって大事だなって、つばきくんのファンをやってると度々思うんだけど、最大級にそれを実感したよね。


当時はハタチになって最初のお仕事、初めての滝沢歌舞伎出演。新橋公演だけでなく御園座にも連れていってもらえることになって、これが今後に向けての起爆剤になればいいなと思っていた頃ではあったけど、ずっと固定のメンバーで仕事してた訳でもないのに、いったい誰と組むっていうのよ…って正直思ってました。個人的にはステージに立ってくれていればそれでいいので、別にユニットにはこだわりなかったし、むしろひとりでもいろんな場所に飛び込めるひとになってほしかったし。ただ、もしユニットを組むとしたら、かげとは一緒になってくれたらいいなとは思っていたので、それは叶ってうれしかったな。あと、もといとはこの年の新橋公演が久しぶりに一緒の仕事だったけど、後々同じユニットになるとはまったく思ってなかったです(笑)。この年の歌舞伎に出てなかった他の4人なんて言わずもがな。


その後、御園座に連れていってもらえたことで何か大きく変わるかと思いきや、逆転ラバーズのメディアラッシュで久しぶりに音楽番組いろいろ出られたくらいで、相変わらず雑誌には載らない、少クラも呼ばれない、それまでと状況はなかなか変わらず。そして次の年の南座のメインキャストに入れなかったことが、わたしは本当に悔しくて。最終的には南座も新橋も出られて、それが今に繋がっているので結果オーライなんだけど、南座の最初のキャスト発表の時期のことは思い出すと結構つらい話(笑)。


そんな思い出はさておき、去年の歌舞伎ZEROとIGNITEを経て、10月のザ少年倶楽部の収録が、たしかあの7人で括られた最初のお仕事で。春から夏にかけて一緒に駆け抜けたメンバーだったけれど、全員ではなくて。かげあらがいるのはわかるけど、他はえび座組でもないし、なんでこの7人?ってなったのがちょうど1年前。ここからが本当に怒涛だったよね。


ちなみにつばきくんにとっては、その前の月の中丸くんのバックが、実に4年ぶりのホール収録出演(オリンピックかよ)。これはツアーでアブストラスクトについていた8人そのまま連れてきたんだなとすんなり納得いったけど、それがあったから余計に、10月はほんとこれ何の括り?っていう。かげあらは虎者だったし、よこもとつばみなはえび座組だったけど、たいがちゃんはPARADEで再合流したものの、えび座はいなかったし。


さらに、つばみなはSHOCKに出ることが決まり、11月はかげあらが虎者遠征中で不在なのに、それ以外の5人で収録に呼んでもらえたことに逆に戸惑い(笑)、12月の収録はつばみなと入れ替わりでかげあらが出て、つばみなはSHOCKが終わったらまた合流できるかなー…なんて思っていたら、年明け早々に発表されたのが単独クリエでした。ここでやっと、この7人が一括りで試されていることに気づく。便利に使える無所の寄せ集めだとばかり思ってたので、メインの公演させてもらえるとかちょっとそんなところまで考えが至ってなかったよね。そして、なんでこの7人なんだろうとは思ったし、それは今でも考えることなんだけど。


コロナ禍でクリエのステージにメインで立つ夢は残念ながら今年は叶わなかったけれど、春頃からは雑誌も7人で括られてコンスタントに載るようになり(あんなに何年も載れなかったのに!いまや3誌どころかMyojoまで!)、それぞれがこの7人でやっていきたいってアピールをするようになり。6月の横アリ配信、サマパラ、Jr.祭りと、7人でパフォーマンスを披露できる場をもらうことができて。正直な話、年齢的にもここでチャンスを掴めないともう厳しいだろうから、どうにかなればいいなあと思いつつ、この括りが崩れた時の心の準備もしつつ(何事も期待しすぎない癖がついてるのがよくないところ!)、今までとの環境の違いにも戸惑いつつ、成り行きをひっそりと見守っていました。


そして、先日のMステ。


衣装の肩についてる毛皮が飛んでいきそうな勢いでCan do! Can go! を踊っていたつばきくん。いい意味で、昔と全然変わらなくて、なんだかほっとしました。


cdcgを踊る姿を見ると、わたしはいつも思い出すことがあって。まだつばきくんがかわいいかわいい中学生だった頃(笑)、東西歌合戦でこの曲をやった時に、前の方のお兄さんたちは元の振り、つばきくんたち後列のちびっこには簡略化された振りがついてて。その時は(あくまで本人比でだけど)ぽやぽや踊ってたのに、その直後の少クラの収録でわりと前列にいて、元の振りがついたら、見違えるようにしゃかりきに踊ってて、少しでも前に出られること、思いっきり踊れることが楽しくて仕方ないんだろうなって、ちょっと笑っちゃうくらいで。後ろにいるからってあからさまに手を抜くとかではないんだけど、前に出るとわかりやすく張り切るところが、単純でかわいくて好きだなあと思ったんだよね。そんなふうにいきいきと踊っていられる場所がたくさんあったらいいな……という願いは虚しく、その後何年かは埋もれてしまうようなポジションだったりもしたわけですが。高校生の頃に尖ってた時期もあったって雑誌で話していたけど、あの頃のことかなって答え合わせできる2020年すごい。


そんな時期も乗り越えて、いろんな経験を地道に積み重ねながらここまでやってきて。ユニット名発表の夜に上がったISLAND TV。喜びを噛み締めるようなつばきくんの表情を見て、諦めないでよかったねって感慨深くなりました。なんだか現実味がなくて、そんなにうおおおおやったああああユニットだああああみたいなテンションにはなれなかったけど、うれしそうな顔を見たらやっぱりわたしもうれしくて。ちょっとだけ泣いたよ。


IMPACTors、いんぱくたーず、インパクターズ、辞書登録はしたけど、なんだかまだ馴染まなくて、口に出そうとするとつい何だったっけ?って言いそうになるんだけど(笑)いつか慣れるかな。気づけば10年以上無所担だったけど、そうじゃなくなったのにも、そのうち慣れるかな。自担がいればそれでいいって思ってやってきたけど、いつか箱推しにもなれるかなー。


冒頭に書いた健くんのラジオの中で、つばきくんが今後のことを訊かれて『アイドルとして、ダンスをしていたい』と話していたのが、わたしはとても好きでした。アイドルとは、と考え始めるとキリがないのだけど、『椿泰我っていう名前を引っ提げて』って言ってるあたりから、自分らしさを出していきたいってことなのかなとわたしは解釈していて(自分で自分の名前かっこいいって言ってたのはちょっと笑っちゃったけど、名前の字面が強くて好きだなとはわたしも思う)。実際、今までだってステージのどこにいてもずっとアイドルだったとわたしは思っているけど、ユニットになることでいろんな人たちにパフォーマンスを見てもらえる機会はぐっと増えるわけで。やりたいことを叶えていける場所を手に入れられて本当によかった。さっそくメンバーカラーが変わったことからしても、きっといろんなしがらみもあるだろうけど、つばきくんらしくやっていける環境であるといいなあ、というのがわたしのささやかな願い。


ユニット名がついたっていつ解体されてもおかしくないから、別にこれで安泰だなんて思ってないし、ここがやっとスタート地点。これからもたくさんの新しい景色を見せてくれることに期待して。


IMPACTors結成、本当におめでとう。

果てしなく続いてる この道の向こうに いつかきっと 行ける

Endless SHOCK -Eternal-初日お疲れさまでした!というわけで、2日目を観る前にまとまってないけど、タイガの出番中心にざっくり雑感。


自分が出るわけでもないのにものすごく緊張しながら向かった梅田芸術劇場。体温検知機を通って、手指消毒をして、入った久しぶりの劇場。静まり返った1席おきの客席に少し寂しくなったけれど、始まってしまえばそんなことは全然関係なくて。生の舞台ってやっぱりいいなあ。オーケストラの生の音が聴けたのも本当にうれしかった。ずっとささくれてた心が潤う感じがしました。


2時間にぎゅっと濃縮されたSHOCK Eternal。舞台上の奥を高くしてオーケストラを全部そこに乗せて、その下から出入りしたり、セリは使ってるけど、セットらしいセットは最後の階段くらい?いくつか新しい場面はあるけど、基本的にはストーリーの流れをたどりながら、3年後からその頃を振り返るようなセリフが入るような形で。セットがなくてもこういうふうにできるんだなあ、と。補完的に映像が使われてたけど、きっとパンフレットと同じ時に撮ったのかな、タイガの髪が暗かったので。


大桜から始まり、本編冒頭のオーナーのセリフをコウイチが語るところからショーがスタート。(「3年前に天に召されたコウイチです」の名乗りにはさすがに笑ってしまった…)NEW HORIZONのイントロ、タツヤの周りで踊るところで、2月と同じタイミングでばちっと右眼でウインクした瞬間、タイガが戻ってきた!って一瞬2月の帝劇にタイムスリップしたような感覚になって、なんだかうれしくなりました。リカとの絡みもそのままでかわいかったな〜初日は両手で指ハート!曲終盤の登場のタイミングがちょっと早くなって袖からじゃなくなって、TT兄弟(テラニシ&タイガ)で手繋いで肩ぶつけるのはなかったのが寂しかったけど…ソーシャルディスタンス…。


ソーシャルディスタンスを守るSHOCK Eternal、Yes, My Dreamは周りのキャストとハイタッチしてたのが肘タッチとかエアハイタッチだったり、タツヤが脚立でミナトの頭なでるのがなくなってたり、コウイチとリカを見守るタイガとミナトのハートがくっつきそうでくっつかなかったり、全員でセンターにぎゅっと固まるところが舞台上でばらばらになってたり。♪You are the star〜の声量が相変わらず元気で何よりでした。タツヤに絡みにいって凄まれるのも、指輪を渡そうとするタツヤを焚きつけるのも変わらずかわいかった!


Dancing On Broadwayでジャケットの襟の後ろが裏返っちゃってて、だからそういうところ!!!って客席で全力でつっこみたくなる感覚もなんだか懐かしくて泣きそうに。いや、しっかりしてくれなんだけども(笑)


Put Your Hands Upはポールダンサーズがいないし盆も回らないのでAメロがタツヤひとりだけになって、いつ出てくるのかそわそわしてしまったのですが、ソロパートはちゃんと残っててよかった…。前半出てない分、出てきてからの気合い入りっぷりがすごくて、曲終わりの立ち位置に入るのに思いっきり跳んだの笑っちゃったけど、つばきくんらしいなって思いました。やっぱりこの曲はタイガっていうより普通にコンサートのつばきくん(笑)


SOLITARYはかっこよかった。以上。最後に女性ダンサーさんを誘ってはけるのが好きだったけど、ひとりで下手にはける形に。あと、3年前を振り返るんだから本編の通りやるのはまあそうなんだけど、タツヤの出とちらないソリタリをちょっと期待してたのはわたしだけじゃなくてみんなそうだったのでは…(笑)


楽屋の場面は、それぞれが当時の思いを語っていく形に。自分にはどうしようもできなかったことを悔やむタイガ。つらいよね。


ジャパネスクは映像を交えつつ、ところどころストップモーションで形を見せつつ、コウイチとタツヤの殺陣は一部残ってた感じで。階段落ちの映像が真横から撮ってて、あれは舞台じゃ絶対観られないアングル…。そして、ジャパネスクから幕間を挟まず、間髪入れずにDead or Aliveになるので、拍手のタイミングを失う客席…。デドアラはセットがないので、最初から倒れてるのが見つけやすいのと、マツに肩車されるのがなくなってて、あとは立ち位置ほぼ変わらず。


ステージの奥を向くのではなく、客席を向いているNew York Dreamも新鮮でした。衣装もHigherのもの。本編ver.のNYDはいら立ったようにハットを投げ捨てるタツヤを心配そうに拾って追いかけるタイガにこっちまでつらくなってたけど、Eternal ver.はタツヤチームも幸せそうで新鮮なNYDだったなー。


Higherは帝劇の頃から毎回かならず泣いてしまうところで。いきいきと踊るタイガの姿が、思いっきり踊れてる時が何より楽しそうなつばきくん自身とも重なって、何度観ても込み上げるものがあるところ。またこの曲を踊る姿を観られる日がきて本当によかった。そういえばDOBもだったけど、今回側転なくなってる気が。狭いから?


正装して集まるカンパニー。似合ってるって言われて「でしょ?」って笑って返すタイガがめちゃくちゃかわいかった!公園の場面ないのに、タツヤが黄色いスーツ着てきたらどうしようって誰かのセリフは2月観てないとわからないやつでは(笑)。みんなでお花を囲んでぎゃあぎゃあ騒いでる中で、リカに茶化されて唐突に『仲良しーーー!!』って声を揃えて返したのには笑ってしまいました。それぞれがコウイチへの思いを抱えながら、お互いに支え合って過ごしていたんだろうな。


コウイチが歌うONE DAYにリカの声が重なった瞬間、ふっとタイガの表情が緩むと同時にわたしの涙腺もさらに緩んだのですが、LAST CONTINUEでみんなの声が重なって、自分が歌い出す前にも、ステージのセンターあたりに一瞬視線をやるのが、歌を通じてみんなが心を通わせているのがうれしいんだろうなあ、カンパニーが大好きなんだなって感じられて、すごく好きなところ。でもLAST CONTINUEで階段下に横並びになった時、コシオカと笑い合ったショウが、そのままの流れでタイガにもアイコンタクトしてくれたのに、まったく気づかなかったタイガにはおーい!ってなりましたが(笑)まっすぐ前を見るその目線はかっこよかったけどね。


前後するけど、夢幻と夜の海もまた観られて本当にうれしかったです。やっぱりわたしはつばきくんのダンスが好きだなあ。(ちょっと間違ってた!のでこっそり消す)


カーテンコールはタツヤに続いて出てくる形で変わらずだけど、衣装は白スーツのまま。最後に全員でSo Feel It Comingを合唱するのよかったな。


帝劇初日に続いて梅芸初日もプリンシパルは全員ご挨拶させてもらえたのもすごくうれしかったです。こういう扱い慣れてないから!(笑)最年少らしくかわいく笑いをとったみなとに対して、つばきくんは真面目にご挨拶したのはよかったんだけれど、見守って…を思いっきり噛んだのは、ほらー!肝心なところ!と(笑)。かわいかったけどね!あと、帝劇初日に続いて引っ張ってるお母さんの年齢は…まあそういうことにしておきましょう。


最後に全員で前に出て、また元の位置に戻る時にふーって息をついてほっとした顔になったのを見て、わたしも本当にほっとしました。あと30公演。無事に千穐楽を迎えられますように。

やがて見える NEW HORIZON いつかそこで会おう

Endless SHOCK -Eternal- 初日おめでとうございます。開催決定が発表されてから1ヶ月半あまり。無事にこの日がくることを祈っていました。


初日を迎えられることも、千穐楽まで公演を重ねていけることも、満員の客席も、何もかもが当たり前じゃなくなってしまった今の世界。帝劇の初日の幕が開いた頃は想像もできなかったよね。


2020年2月4日、Endless SHOCK 20th Anniversary初日。オーケストラが劇中のナンバーをメドレーで奏で、ONE DAYをバックに舞台上のスクリーンにクレジットが流れ始め、Taiga Tsubakiの文字が出てくる頃には視界がすっかり滲んで見えなくなりそうでした。 見逃したくなくて、ぐっと堪えたけど。堪えながら、プロローグの晴れやかな表情を見て、よかったね、って心から思いました。


つばきくんにとって、役名のついた初めての舞台。ファンにとって自分が応援しているJr.は代わりがきかない存在だけど、Jr.というのはある意味、駒みたいなもので、何かあればいくらでも入れ替えられてしまう。そんなふうにやってきた中で、SHOCKはきちんとひとりのタレントとして扱ってもらえる、初めてと言っていいくらいの機会でした。製作発表の記者会見に出してもらったのも初めて。ISLAND TVやインスタで見せてくれたSHOCKジャージにもTシャツにも、自分の名前が入ってることに触れていて、自分だけのために用意されたものって特別だよなあ、ってしみじみ思ったりして。


タイガという本名が役名になっているので、役に本人のキャラクターも透けて見えるところはあるんだけど、わたしはつばきくんが舞台でタイガとして生きている姿がとても好きでした。ただ、セリフは多くはないので、後々雑誌で語られた役づくりに関するコメント読んでたら、わたしが想像していたよりもだいぶおバカにつくってたみたいだけど…もうちょっと周りの感情には敏感な子だと思ってたよ…(笑)まあそれはさておき。


今までに出演した滝沢歌舞伎もABC座もいい舞台だったし好きだったけど、やっぱりSHOCKって特別なんですよね。憧れてもなかなか立てる場所ではなくて。今までのキャストを見ても、まずはユニットに入っていなければ、なかなかスタート地点にも立てない昨今。過去に出演していた無所も、もともとある程度の位置にいたひとたちばかり。製作発表会見の時のつばきくんの「自分が出る可能性を感じたことがなかったので…」というコメントに、だよねー!!って首がもげそうになるほど頷いてしまったくらい、いつか出てほしいとは思っていたけど、それは夢のまた夢、実現するなんて正直思ってなかったよ。見縊っててごめんね。


そんなふうに思い入れの大きかった舞台だけに、中止になった日からはまるで時間が止まったようで。毎回きちんと千穐楽を見届けることでひとつひとつの区切りを付けてきたけど、SHOCKはこれが最後と思って観られなかったのも、いつまでも引きずってる理由になっていて。だから、梅芸の公演が発表されて、やっと少し、霧が晴れたような気持ちになりました。


Eternalのパンフレットは20thの公演写真だったけど、Team USAがいなくて、つばきくんの髪色が暗くて。きっと改めて撮り下ろされたものなんじゃないかと思うのですが、中止後のインスタライブもあったけれど、それからまた時間が経って、途中で止まってしまった公演をもう一度なぞって、何を感じたのかな。


Endless SHOCKの3年後の世界。舞台が好きで、カンパニーのことが大好きで、まっすぐな、もしかしたら3年経って少し大人になってるかもしれない、タイガにまた会えるのがすごく楽しみです。


このご時世、遠征してまで観劇することの賛否はあると思うし、わたし自身もほぼ毎週末通ってた御園座南座のようにはいかないけど、だからこそ1公演1公演を大切に観られたらいいな。


そして、今度こそ。無事に千穐楽を迎えられますように。

『ハンドマイクを持ってセンターで歌いたい。』

サマパラ単独公演を観ていて個人的に感慨深かったハンドマイクのことを本人も雑誌で触れていたので、これまでを振り返りつつ、懐かしんでみようと思います。わたしの趣味は懐古だけど、SUMMARY2010の勇気100%の水着Jr.の話を出してきたあたり、本人もなかなかだよね、と思うのですが(笑)

 

『ハンドマイクを持ってセンターで歌いたい。』


この一文は滝CHANnelというwebコンテンツ内のJr.のつぶやきというコーナーの中で、『今、一番やりたいことは?』という質問に対するつばきくんの答えでした。回答がアップされたのは2011年夏頃のお話。当時つばきくん中学2年生。


センターで歌えるかどうかはさておき、まあハンドマイクならそのうち持てるかな、叶うといいねー、なんてその頃は呑気に考えていて。まさか9年もこれを引っ張ることになるなんて思ってなかったよ!ねえ!さすがに待たせすぎでしょ!(笑)


滝CHANnelの回答が出る少し前、その年の春のクリエでのこと。当時つばきくんのいた4人の括りのセンターに今をときめくキンプリ岸くんという布陣がちょこちょこあったのですが、Maybe Your Loveだったかなあ、歌った時に、センター割れのふたりはハンドマイクを持たせてもらったのに、その外側のふたりはヘッドセットマイク。つばきくんはヘッドセットで、何だよその微妙な線引き、4人ともハンドマイク持たせてくれよおおおと勝手に悔しかったのを覚えています。あれは本当に謎だった。


ただ、ヘッドセットマイクはこの時だけじゃなく他のステージでも、少クラでもつけさせてもらったことはあって(ただし少クラでは名前テロップまでは出たことなかった)。そもそも初年度から4年連続でクリエのバックで使ってもらえてた時点で無所の中では恵まれてたと思うし、SUMMARYとかサマパラのJr.コーナーでは後ろとか端っこの方には出してもらったりもしてて。まあ言ってみればそこまで止まりで、それ以上はなかなか這い上がれなかったんですが。そんなわけで、ハンドマイクは、しゃべるために一瞬持たされたことはあれど、歌うために持ったことはなかったわけです。


2011年秋にはセクゾがデビュー。帝劇での結成発表の場や、デビュー曲のMVに呼ばれたのは4人の中で新藤くんだけ。いわゆるジャパハイとかその後に入ってきた子たちが同世代のJr.のメインどころになっていき、当時のシンメはひとつ年上だったので高校生の括りになって、中3のつばきくんはおいていかれ、気づけば少クラにも出られなくなり。元太と一時期シンメだった新藤くんは、松松がシンメになったことでつばきくんのところに戻ってきたけれど、今度はつばきくんが高校生になって。やっぱり中3と高1のシンメはなかなか難しくて、他の無所が呼ばれてるのに呼ばれない仕事もあって。その流れで、このまま辞めてしまうのかなあとぼんやり思っていた時期もありました。いやほんと思い返せばよく持ち堪えたよね…。


ハンドマイクの話に戻りますが、さらに時は流れて、2017年のMADEクリエ。その時期についていたNEWSのNEVERLANDツアーからバックに選ばれていたのは、かげ、はるき、のんちゃん、そして新藤くんの4人。1公演だけお邪魔させてもらったのですが、4人はJr.コーナーで歌わせてもらっていて、新藤くんがハンドマイクを持ってる姿を見て、つばきくんなんかやっぱりいつも微妙に惜しいんだよなあ…と。もはやここまでくるとネタとして笑えるくらいになったけど、いつかは…という気持ちはどこかでまだ捨ててはなかった、かな、一応は。


その次の年の滝沢歌舞伎を転機に、徐々に風向きが変わりはじめて。特にここ1年あまりは怒涛の展開でしたが、そんな紆余曲折を経て、やっと掴んだハンドマイクは、メンバーカラーの黄色が入ったものでした。諦めなければ叶うんだなあ、っていうのはつばきくんのファンをやってるとしばしば実感することなのですが、本当にここまでよくがんばったよね。


はじめての単独公演。SHOCKの舞台で歌わせてもらって、ワンフレーズのソロをもらって感動してたくらいなので、たくさん歌声を聴く機会なんて今までもちろんなくて。こんな声で歌うんだ、こんなにラップできるんだ、って正直驚いたりもして。好きになったきっかけのクリエと、ちゃんと降りようって決めたSUMMARYから気づけば丸10年経ってしまったんだけど、こんなにずっとファンやってても今さら初めて知ることがあるなんて、ってちょっと笑ってしまったけど。でも、知らないこときっとまだまだいっぱいあるよね。


念願のハンドマイクを持って煽ったセリフが「配信見てくれてありがとうなー!」って、ただのいい奴にじみ出ちゃってて思わず泣き笑いしてしまったけど、でもそうやって『ありがとう』をきちんと届けてくれるひとであったのが、ファンとしてもありがたいし、うれしいことでした。

 

Jr.の括りなんて脆いもの。この7人にユニット名がそんなに簡単につくと思ってないし、いずれこの括りすらなかったことになるかもしれない。わたしはつばきくんさえいればそれでいい、願ったところでなるようにしかならない、というスタンスでずーっとやってきたから、絶対7人で!とは思ってなくて。そこはすぐには変われないけれど、このメンバーで一緒に成長していけるなら、いい方向に進んでいってくれたら…とは思っています。


まったくの余談ですが、わたしはあの7人のことをクリエCと呼ばれるのが正直好きではなくて。手っ取り早くわかりやすい呼び方なんだろうけど、叶わなかったクリエのことを嫌でも思い出してしまうから。初めての単独になるはずだったクリエは、わたしの勝手な思い入れだけど、そんな軽いものじゃなかったんだよなあ。やれなかった公演の名前にいつまでも縛られるのもって気持ちもあったりします。


まあまとめて呼ぶのに便利な呼び方ではあるので、それはさておいて。猛スピードで進んでいく今の状況に振り落とされそうになるけれど、どんな新しい景色を見せてくれるのか、『ずっと』なんて約束はできないけど、まだもうしばらくはついていきたいな、と思っています。

 

ちなみに、滝CHANnelの一問一答でわたしが一番好きだった、というか、なんとなく勝手につばきくんらしいなって思って笑ってしまった回答は、『10年後の自分はどうなっていると思う?』に対する『デビューしてアジアツアーしていると思う』でした。ただ単に海外で、じゃなくてアジアって絞ってくる辺りが事務所のやってることの範囲ちゃんとわかってて小憎らしいというか。こういうとこがね!元子役っぽくてかわいくないんだよね!わたしは好きだったけど!(笑)乗り越えなければならない壁はまだまだたくさんあるけれど、いつかこの夢も、叶ったよ、なんて言える日がくるのでしょうか。