20210524

ジャニーズ銀座2021 Tokyo Experience IMPACTors D公演 初日おめでとうございます。つばきくんにとっては2013年以来のシアタークリエ。わたしにとっても思い入れのある会場で、感慨深いのひと言ではとても表しきれないので、思い出すことをぽつぽつと。

 

わたしがつばきくんのことを初めてちゃんと見て、いいな、って思ったのは、シアタークリエのステージでした。

 

A.B.C-Zが放浪記から5月のシアタークリエを引き継いだ最初の年、2010年。今よりずっと気軽にチケットが手に入った時代。その年の公演をひと通り観ていて、フレッシュJr.のPart3も観たいなー、で行ったのがそもそものきっかけでした。出ていたJr.の名前と顔はほぼ一致していたけど、ふたりだけ曖昧で、そのふたりが椿くんと新藤くんで。

 

その頃のつばきくんは今よりもずっと小さくてダンスも拙かったけれど、ステージに立つことが大好きだっていう気持ちや、こう踊りたい!って意識をもっているのが、舞台に立つ姿からすごく伝わってくる気がして。観ていて楽しいなおもしろいなって感じたのを覚えています。それは今でもずっと変わらないところ。あと、丸くて白くてかわいかったんだよねー。今でもかわいいってつい言ってしまうのは、きっといまだにあの頃の幻影が見えてる。自覚はある。(ちなみに名前と顔が一致してなかったふたりのうち、つばきくんの方が活きがよくて、しんどうくんはきっちり踊ってて真面目そうだなって勝手に思ってました。知らんけど。いつつば似てるって当時からよく言われてるけど、不思議と最初からあんまり似てるとは思わなかったなあ。)

 

あれから11年。書ききれないくらい本当にいろんなことがありました。クリエのことひとつとっても、4年目までは連続でバック要員で出してもらえていたけれど、メインで出るJr.がどんどん後輩に取って代わられて、数少なくなった先輩方のバックもチャンスがなかなか巡ってこなくて。また出てほしいと思うことすら分不相応に感じて、いつの間にか考えることすらしなくなっていました。いつだって『今』が一番楽しかった……と言いたいところだけれど、舞台上の態度に双眼鏡投げつけたくなるようなこともあったし、いつ辞めてしまうかと不安に思っていた頃もあったし。幸い、牛歩ではあったけれど、高校を卒業して、ツアーにつくようになってからは、少しずつお仕事の幅も広がっていって。まあそれでも無所は無所。ツアー、舞台の繰り返しで、メディア仕事はほぼなかったけど。

 

状況が大きく変わったのは今の7人で括られるようになってからで。今でも信じられないような気持ちでいます。猛スピードでどんどんと進んでいくのを置いていかれそうな気持ちでぼんやり眺めながら、正直な話、言い方悪いけど、ここまで粘ってよかったよね、って、しみじみと感じるここ1年あまりでした。

 

本当は昨年演れるはずだったのが、1年先送りにはなってしまったけれど、昨年は無所Jr.の寄せ集めだったのが、今年はグループ名もついて、去年よりも進化した形でクリエのステージに立てるのはすごいなって思います。昨年はこんな曲やってほしい!とか、いろいろあったんだけど、今年は不思議とあんまり思わなくて。純粋に、素直に、楽しめたらいいなあ。

 

ちなみに1年目の公演に出ていたJr.で、今年も出ているのは嶺亜くんとつばきくんだけで。ただ、嶺亜くんは1年目も既にスノプリだったし、それ以降もメインの出演者としてきちんと名前が発表されていたエリートなので一緒にしたら怒られる(笑)ただの無所がよくここまで這い上がったなあと思うよね(笑)シンデレラストーリーというには泥臭すぎるけれど。11年前のわたしに「その子いずれメインとしてそのステージに戻ってくるよ、干支ひと回りはしないから長い目で見てれば大丈夫」って教えておいてあげたいな。

 

ちびっこJr.のひとりとして立っているのを初めて見つけたあのステージに、今度はメインの出演者のファンとして連れてきてくれてありがとうの気持ちを込めて。IMPACTorsとしての初めての有観客単独公演、本当におめでとう。さて、どんなステージになるのでしょうか。